飲食店のホームページがスマホ対応するべき3つの理由
1.飲食店のホームページはスマートフォンから閲覧されている
考えられる、典型的な例をいくつか挙げてみましょう。
・予約した寿司屋までの道がわからなくて地図を確認しているカップル。
・「このお店のランチ美味しかったよ」と情報交換しているママ友の集まり。
・友達が「いいね」を押したカフェを電車の中でチェックする女子大生。
・彼女に「パスタが食べたい」と言われ、近くにあるイタリアンレストランを探す男性。
・友達と2時間ほどお茶ができるカフェを探している主婦。
・忘年会の最中に抜けだし、18人入れる二次会の会場を探している幹事。
・買い物帰りにお腹が減ったので、ラーメン屋を探している大学生。
・一人で軽く飲めるバーを探す出張中のサラリーマン。
このような人達が、手元のスマートフォンをチョイチョイいじっている様子が目に浮かびます。
左のグラフは、テクノターザンのクライアント様で、ある飲食店の端末別アクセス比率です。
スマートフォンからのアクセスが9割を占めており、パソコンからのアクセスはたったの8%程度しかありません。
飲食店のウェブサイトは、パソコンではなく、スマートフォンから閲覧されているのです。
もしあなたのお店のウェブサイトが未だにスマートフォンに対応していないのなら、沢山のお客さんを逃している可能性があります。
2.スマートフォンから直接電話してくる
スマートフォンには沢山のアプリが入っていて、ネットや地図、ゲームなどあらゆる用途使うことができるので、これを小さなパソコンだと思っている人が多くいます。
しかし、スマートフォンの本来の機能は電話であることを忘れてはいけません。
スマートフォンで飲食店を探している人は、そのままお店に電話で確認することがよくあります。
「30分後に4人で席とれますか?」
「20人なんですけど、座敷空いてますか?」
「今からでもラストオーダーに間に合いますか?」
こうした要望に応えられるように、スマートフォンに最適化することはもちろん、ワンタップで電話をかけられるように、分かりやすい大きなボタンで、電話リンクを配置するべきです。
3.飲食店の口コミはスマートフォンから広がる
もし、見知らぬ人が何かの商品の説明を始めたら、あなたはそれを売りつけられるのではないかと警戒するはずです。
しかし、あなたの知り合いが「あれ良かったよ」「あの店美味しかったよ」と薦めると、「あ、そうなんだ。前から気になってたんだよね」と言って、まったく警戒することなく、そのお勧めを試そうとするのではないでしょうか。
口コミこそ、商売で最も素晴らしい宣伝の一つです。
その口コミを広げるためにも、ホームページは役に立ちます。
ほんの一昔前まで、口コミは、面と向かって会話をしている時だけにしか生まれませんでした。
お茶でもしながら、
「そうそう、聞いてよ。先月、駅前に中華料理屋さんができたじゃない。こないだ家族で行ってきたの。そしたら、とても美味しくて、しかもすごい安いの。お勧めよ」
といった感じです。
現在は違います。
美味しい飲食店で満足したお客さんは、その場で写真をとり、ツイッターで「○○店なう。お勧め」とつぶやき、フェイスブックで「いいね」を押し、ラインで親しい仲間のグループで「ここ美味いよ」と紹介します。
手元のスマートフォンから、その人の背後にいる交友関係者に一気に口コミがひろがるのです。
その口コミの広がりを促すために、ウェブサイトにはフェイスブックやツイッター、ラインなどのソーシャルボタンを設置することが効果的です。