娘が閉じ込められた話
仕事部屋の窓を閉め忘れて寝たら、寝室にで隙間風が入ってきて、今朝嫁に「お前も、蝋人形にしてやろうか」と言われたウェブマーケティングコーチの須藤です。
こんにちは。
先日、娘とカギを車内に残したままドアがロックしてしまいました。
いゆるインロックと呼ばれるやつです。
親失格です。
とはいえ、真夏の炎天下なら一刻を争う事態ですが、もう気温も低いので大事には至りませんでした。
電話でカギ開け業者を呼んで、15分後には救出できました。
ほんとよかったです。
今回、カギ開け業者というのに始めてお世話になったのですが、いやあ、凄いですね。
到着するなり、僕の車を一瞥すると、何か道具を取り出して、カチャカチャやったらすぐにロックが外れました。
到着してからものの1分です。
テレビのバラエティ番組なんかにでてくるカギ屋さんは、作業中の手元や道具にモザイクをかけて見せてくれませんが、その時は目の前で見せてもらいました。
まさにプロフェッシェナルです。
で、その業者さんが、とても感じの良い方だったので、ついでに窃盗犯の手口や緊急時の対応の仕方などを詳しく教えてもらいました。
車の窓を割るなら四隅を大きな石で叩く
子供に窓のカギを閉められて、母親がベランダに取り残されるのは春先が多い
カギを開ける車上荒らしは気付きにくい
などなど、
話の一つ一つに、いちいち感心しました。
しかし、この業者さん。
カギのプロフェッショナルでもセールスのプロフェッショナルではないんですね。
話がひと段落すると、
「じゃ、ありがとうございました。また何かあったら呼んでください」
と言って、颯爽と立ち去ってしまいました。
え?
いやいや?
ちょっと待って。
なんか、ほら。
名刺とか、チラシとか、自社のサービスをもっと紹介してくれないの?
この業者さんは、僕に素晴らしい技術を目の前で見せてくれて信頼を得ることができました。
この瞬間は、自社のサービスの紹介する絶好のタイミングだったはずです。
だいたい、娘をインロックさせる親なんて、かなりのうっかり八兵衛です。
こういう人は、きっとまた何かカギでトラブルを起こします。
もし私が再びカギでトラブったり、防犯関係で何かあったら、絶対にこの業者さんに相談したいです。
だから、他のサービスを紹介してくれたら、携帯に番号を登録して覚えておくし、近所の人たちにも勧めます。
なのに、この業者さんは、時代劇にでてくる渋い侍のように、「じゃ、いつかまた」とだけ言い残して立ち去ってしまいました。
ほんと、もったいないですよね。
あなたは、同じようなことをしていませんか?
お客さんがあなたの商品に満足してあなたを信頼してくれたとき、他の商品を紹介するチャンスです。
あなたを信頼してくれている人は、他の誰かではなく、あなたから購入したいからです。